年明け早々に韓国に行きました。韓国は日本でいうと新潟あたりの緯度なのですが、かなり寒く毎日雪が降っていました。韓国のカルチャー好きで、新大久保によく出かけるのですが、急に思い立ちそのまま様々な旅行代理店のパンフレットをかき集めて申し込みをしました。

普段はホテルなどをサイトでくまなくチェックして決めるのですが、その時は勢いで代理店に言われるがまま申し込んでしまいました。母と週末にホリデー 日帰り旅行へ行き、色々な場所へバスで連れて行ってくれて大変楽しかったのですが、自分の好きな場所に自分のペースで観光したいと感じたことも大きいかもしれません。

 

2泊3日の中で食事は、夕飯×2回、朝食×2回、昼食×1回、というスケジュールでした。最終日の昼食はどうしても空港でとらなくてはという便だったので、この合計5回の食事は絶対に楽しまなくてはと、事前にかなりリサーチをしました。まずは必ずレバ刺しを食べること、プデチゲを食べること、はマストでした。

そして、旅行代理店の担当者に「焼肉は日本で食べればいいですよ」との一言を忠実に守り、絶対に焼肉は食べないと決めていました。日本では食べられなくなってしまったレバ刺しは格別のおいしさでしたし、某有名俳優が行ったという江南にあるイテリプデチゲは、日本で食べられるプデチゲとは違って、イタリアン風になっているということで、韓国ならではの味を楽しめました。

その他にも、生のタコの動いた足が乗っているユッケに、タッカンマリ、朝のお粥やマッコリなどなど、どのお店も美味しい料理を提供してくれて、すべてに大満足でした。空港の冷麺さえ、大変おいしかったです!自分はお酒が飲めないのですが、食事を十分に楽しめたので良かったです。たくさん食べても胃はもたれず、まるで漢方のように胃に優しい料理ばかりでした。

元々、韓国語の勉強をしていたため、ハングル文字は読める状態での初訪韓でした。韓国では主に電車(メトロ)を利用して移動していましたが、駅名を読めるようになっていたのはかなり良かったと思います。電車を使うとその国に入り込んだなという実感も持てて楽しかったのでおすすめです。日本でいうPASMOやSuicaのようなカードがあり、visitorでも利用しやすいです。

K-POPも大好きなので、事務所めぐりや、アイドルの家族が経営しているカフェ(すごくおしゃれです!)なども行き、たくさんのエリアを歩いて周りました。とても寒かったですが、買い物も充実しているソウルで冬用のコートを購入しました。かなり厚手だったので、雪の降るソウルでもへっちゃらで、とてもいい買い物ができました。いまでも愛用中です。深夜までやっているショッピングセンターは様々なジャンルのお店がぎゅうぎゅうに入っているので、見ているだけでも楽しめます。アカスリやサウナもして、女性には本当に天国のような場所でした。

初日の夜、夕飯で行きたいと思っていたお店になかなかたどり着けず、かなりの時間を使いました。完全に日は落ちていて寒いうえにどこにあるかも全くわからず、諦めてもう他の店にしようとしたところお店が見つかり、とんでもなくおいしいタッカンマリにありつけました。寒い中見つけたそのお店のタッカンマリはとてもおいしく、オモニたちが元気よく営業していて一気に心が温まりました。

次にレバ刺しの名店に移動していたところ、またもお店が見つからず…なんとも暗く、わかりづらい迷路のようなエリアを歩いていると、もう見つからない気がどうしてもしてしまうもので、またも諦めようとしているとまた急に看板が目の前に現れました。そしてそこで素晴らしいレバ刺しを食べることができました。人間簡単にあきらめてはいけないと、心から思った旅になりました。

一人で韓国に旅行のソウルに行きました。時期は11月2週目です。丁度その頃ソウルでソウルランタンフェスティバルというものが毎年開かれており、ランタンで川に色飾っているのですが1番の目的はそれを見に行くためです。また昔、日本語留学で日本に来ていた韓国人の友達に会うのが2番目の目的です。3番目の目的は何回か韓国に行っているのですがまだ全部を回ったわけではないので、回っていないところや韓国でしか買えない化粧品や服などを買うためでした。

 

観光場所はソウル市内になります。ハヌル公園という公園があるのですがそこが一番観光して良かった場所です。2.3時間歩くのですが一番上にはススキが一面に有りすごくフォトジェニック感が溢れる場所です。また梨泰院(イテウォン)という場所があるのですがそこはアメリカ系の人達がたくさん住んでいる街でガイドブックとかには中々載ってない場所で、東京で例えると白金みたいなお洒落な街並みです。そこでイタリアン料理や自家製サングリアを食べたのですが日本では食べないような味付けでかつ美味しかったです。また韓国に行ったら必ず食べるのが牛肉ユッケです。日本ですが普通に食べることができなくなったので帰国したら友人に自慢をしてしまいます。

旅行中、雨が降るということは知って折りたたみ傘を日本から持って行ったのですが土砂降りの雨にあってしまい、折りたたみ傘では防ぎようがなく近くの喫茶店に入ったのですがコーヒー1杯で2-3時間過ごしていたのですが特に悪く言われることなく雨が落ち着くまでお店にいさせて貰えて助かったのとカタコトの韓国語でも色々話せて楽しかったです。

また公園の中にある喫茶店でコーヒーを頼んだ時に「日本人?」と聞かれて「はい」と返答した時にお店の人がにっこり笑ってくれた時はすごく楽しかったです。日韓関係でテレビニュースやメディアで色々言われる時がありますが、こうやって国は違っても人と人の触れ合いには国境がないんだなと改めて感じて面白かったです。

好きな香水のお店があるのですが、そこに勤めている方は日本語が少しできたので話したエピソードです。男性用の香水を色々物色していて1つの商品を嗅いだら凄いウイスキーの匂いがして「これウイスキーの匂いですね?」と言ったらお店の方が「ウイスキー」と返答してすごく笑ってくれたのがすごく楽しかったです。

韓国人の友達の結婚式に行った時の失敗体験のエピソードになりますが、部屋はAirbnbで公団住宅みたいなマンションを借りました。結婚式が終わり二次会は知り合いのお店に行って、お酒を飲んで帰った時に部屋を色々間違えて住んでいる人を怖がらせてしまいました。また借りた部屋がどこにあるか色々歩き回って、もよおしが限界ギリギリで歩いてしまいました。ついつい気が緩んでお酒を飲み過ぎたのは反省しました。

また違う失敗談ですが、barで飲んだ時にメニュー見たのですが日本と全く違うのでとりあえず自分が飲みたいお酒やカクテルを注文しました。会計はカードだったのでその時はあまり気を使わなかったのですが、翌日会計をみたらかなりの金額を使っていることに気がつきお土産のランクを下げたり、最低限な物しか買わないようしました。

困ったエピソードとしては、韓国に行った時の交通手段は電車を使うのですが日本のように掲示板がなく、ホームの所まで降りないといけないため何度も線路間違いをして駅構内を回ってしまいました。こういう時、一人旅だと誰にも頼ることもできず一人であたふたしてしまいます。韓国語が堪能ではないため、積極的に地元の方に話しかけることもできないので、もう少し韓国語を勉強したいと思っています。

4月に大分県別府市に一人温泉旅行に行きました。普段は大阪の都会でサラリーマンをしており、フェリーで直接行ける九州をずっと狙っていました。旅の目的としては二つ。一つはもともと温泉が大好きだった事もあり、日本最大の湯量で様々な泉質の温泉を楽しむことが出来る別府には以前から行きたかった事。もう一つはグルメ旅の目的もあります。このあたりの名産である関アジ、関サバといった海の幸をはじめ、九州ならではのグルメを楽しみたく別府市に行くことにしました。

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ツアーなどには参加せず、大阪の南港からフェリーで直接別府に向かい、向こうの民宿をネットの旅行サイトで予約するといったプランでした。行った観光名所としては、別府では定番の「地獄めぐり」。別府の市一つに、様々な種類の源泉が湧き出ておりその様が地獄のような風景なことからこの名前が付けられています。泥の湧き出る温泉、真っ青のブルーの温泉、真っ赤な温泉など普通では見られない光景をこの地獄めぐりとしては見ることができました。

食事内容は地元の居酒屋で関アジ、関サバを扱っているお店にて海の幸を堪能。旅行の気分も相まって最高の味でした。また、地元の郷土料理の団子汁も食べることができ、高級なものから庶民的なものまでグルメも堪能しました。

別府で一番面白い事といえばやはり温泉、銭湯です。別府では街のあちこちに銭湯があり、この銭湯が街の人たちの生活に根付いています。もちろん全て天然温泉で、源泉の場所によって泉質が違うので硫黄の匂いのする定番の温泉からお肌がつるつるになるアルカリ泉、少し変わった酸性泉など本当に様々な温泉がすぐに楽しめます。有名な観光客向けの銭湯から街の人たちが日常で使う銭湯まで巡って興味があればそこに入浴し、を繰り返して観光をしていました。

また、温泉と共に生きる街ということで面白かったのが、温泉の蒸気を利用して作られた地獄蒸しといわれる蒸し料理。専用の窯に(といっても温泉の蒸気が噴き出ている部分を利用したもの)食材を入れてしばらく待つだけ。火も一切使わず蒸し料理が完成です。泊まっていた民宿に地獄蒸しの設備があり、夜はスーパーで芋、トウモロコシ、魚介類、鶏肉、卵などを購入して自分で地獄蒸しが作れました。地獄蒸しは温泉の独特の匂いが付き、普通にセイロなどで蒸すよりもとても美味しくできあがりました。ビールと一緒に飲んで低予算で最高の夜を過ごせました。

一番困ったことは移動手段です。大阪から別府にフェリーで行き、到着後はバスや徒歩での移動にしていたのですが、まずフェリーが到着する時間が早朝の6時頃。当然バスも出ていないので、ひとまず駅まで徒歩で行くことに。それがまた遠い…おそらく2~3キロほどあったと思います。まずそれでヘロヘロになり駅に到着。

別府では電車は観光地には全く関係ない路線なので交通手段はバスになります。バスの一日券を買ったのですが、それでも一つの市全体が温泉観光地のようなものになっているのでとにかくバス移動が大変でした。時刻を待って、次の所にいって、次の出発時刻を覚えておいてそれに合わせて行動する…という感じでかなり神経を使いました。

さらに、別府は市全体が坂の街。街のほとんどが坂道になっているので徒歩で向かう時も重い荷物を背負いながらなので一苦労。レンタル自転車も考えましたが電動でないとこの坂道には向いていません。とにかく移動手段が大変だったので、次はレンタカーを借りるかレンタルバイクなどで街をめぐりたいと思いました。

晩夏、一人で新幹線と在来線を乗り継いで広島まで行きました。もともと一人で日帰りのプチ旅をするのが好きな性格なので、時間が比較的ある大学生の今のうちに、行きたいところへ行こうと思っていました。広島に行く理由は様々ありますが、まずは何といっても、原爆ドームと平和記念公園を見ることでした。そういった「負の歴史」を見て、改めて戦争について学びたいと思いました。あとは厳島神社に行ったり、呉の海上自衛隊基地に停泊している護衛艦を見たり、大和ミュージアムに行ったり、東京から岡山まで寝台特急に乗ることなどの目的がありました。

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原爆ドームと平和記念公園の資料館は良い勉強になりました。映像で見る原爆ドームとは違い、外壁の黒ずみや傷などの細かいところまで確認でき、「生々しさ」がありました。資料館では戦時中の生活用品や写真の展示はもちろん、来場者がアクセス可能なコンピューターからは戦没者一人一人のデータが閲覧でき、負の歴史を最新の技術を使って後世に残そうとする画期的な取り組みだと思いました。

また、戦争体験者やその遺族の方へのインタビュー映像がスクリーンで流れており、愛する者を失った人、被爆し今後の人生を大きく変えられてしまった人の体験談を聞いていると、自然と涙が滲みます。改めて、戦争というものを市民の視点から学ぶことができました。平和記念公園周辺には外国からの観光客の方も多く見られ、この広島が世界平和の源泉になり得るのだろうと思いました。

広島へ行く時に、幼少期からずっと乗りたいと思っていた寝台特急に乗ることができました。B寝台個室は想像よりも狭く、荷物の置き場所に困り、寝るときに足を曲げなければなりませんでしたが、しかし念願の寝台特急に乗っていることの嬉しさとワクワク感が変わることはなく、3時間ほどしか寝られず、寝不足気味で岡山駅のホームに降り立った時も、「もう一度乗りたいな」と強く思いました。

呉では友人の勧めで、とある個人経営の小さなお好み焼き屋へ足を運びました。店内はロックミュージックのレコードのジャケットが壁一面に飾られており、強面マスターの趣味が店内を飾っています。お好み焼き屋のマスターは目を病んでいました。明日視力が無くなるかもしれない不安を抱えながら、社会に恩返しするためにお好み焼きを振舞う毎日を送っているのだそうです。

お好み焼きはユニークなバリエーションが多く、おいしく、かつ安いです。マスターいわく、利益を確保するつもりはないらしく、それよりも沢山の人の腹を満たし、ここに訪れてほしいのだといいます。マスターは話し上手で、人生経験が豊富で、色々とアドバイスを貰って会話を楽しむうちに、日が暮れてしまいました。彼と別れる時、生まれて初めて母親以外の人とハグをしました。

厳島神社に行ったのですが、到着したのがちょうど干潮時だったためか、本来は海であるはずの神社の底部が干上がっており、そこに流れ着いた大量のゴミが目立っていました。映像で見るような美しさはなく、ただ「汚い」という印象しかなかったというのが正直なところでした。

また、宮島の観光道路上には至る所にシカの糞や観光客の食べ残しが転がっており、不衛生で嫌な気分になってしまいました。神社周辺の宮島中心部では、道幅が狭いわりに通る人が多く、人混みが嫌いな人に取っては地獄に他なりません。そのような理由で、この時期に厳島神社に行ったのは大きな失敗でした。

呉に足を延ばしたのは大和ミュージアムに行くのが主な理由でしたが、行ったのが火曜日だったので大和ミュージアムはちょうど休館日でした。一般の旅行客は比較的少ない日といえど、私のような長期休暇中の大学生や外国人観光客からの需要もあるわけですから、どうか休館日は無くしてもらいたいです。実際、私の後から来た若い二人組の女性たちも残念がっていました。

1月頃の真冬の非常に寒い季節、そんな中よりによって北海道へ行くには理由がありました。それは「旨い物が食いたい」と一言で片付ける事が出来る程のあっさりとした理由でした。私は食べる事が大好きで特に季節の旬と言う言葉には目がありません。当然ながら北海道には旨いと言わしめるほどの食べ物があるのは寒い地域だから食材が良く育つのは知っており、いつか北海道の函館に行きたいと思っていました。

北海道からは比較的南寄りにある函館市場は、海の幸で捕れたての海鮮料理を食べられる店が並んでいます。食べる事が好きな私は今回の観光場所は函館市場での食べ歩きと決めており、旅行代理店が行っている様なツアーを利用しませんでした。

移動手段のメインは電車であり東京駅から寝台列車に乗り電車内で、ゆったりと一夜を過ごしながら函館まで向かいました。一人旅だったので誰にも気を使う事無く気兼ねなくマイペースで旅行が出来るとは何よりも旅の醍醐味を感じる事となり、函館に到着した時は一目散に市場へ直行しました。

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店に入り大好きだったイクラ丼を頼みましたが目の前に丼を出された時はあまりのボリュームに赤々と輝くイクラに目を奪われ見た目からして他の地域よりも旨いと確信が出来る程でした。思った通り口にした瞬間、下の中でイクラの粒が一つ一つ私の舌の上で踊り弾力のある食感でした。

以前に電車で北へ向かい北海道へ入った時に窓の外を見ると雪景色に変わっていたなど、ロマンチックな話を聞いた事がありましたが、残念ながら雪景色はありませんでした。1月で最も寒い季節の中、雪景色の演出を猛烈に期待していただけに本州とさほど変わらない状況であり少し拍子抜け手しまいました。

しかし私の真の目的は旨い物を食べる事これを一途に考えていた為、景色に関しては花より団子の如く落胆度は低かったです。近場でホテルのチェックインを済ませて夕食に夜の函館市場を探し歩いていると若い美人の女性が呼び込みをしていました。綺麗な女性でしたが先程の通り花よりも団子状態の私は料理が旨ければ何でも良いと言いながら店に入りました。

昼はイクラ丼を食べたので今度は他の海鮮類を食べようかと思い、ひとまずイカの刺身を頼みました。すると先程の綺麗な女性が水槽から丸ごと一匹のイカを持ってきたと思ったら素手で私の目の前で捌きました。こんな綺麗な女性がなんとワイルドな調理をしているのかと感心しながらもイカを調理して私も目の前に差し出された時にニコッと笑ってくれた瞬間は少し悪魔に見えてしまいました。

都会暮らしに慣れていた為、交通の便が都会よりも不便だと言うのを忘れていて油断してた事がありました。函館で食べた後に少し電車で食べ物屋さんを見て回ろうとしましたが道中で、ふと降りた所はかなりの田舎で店や民家も殆ど見掛ける事がなく殺風景な場所でした。

駅名は忘れましたが次の電車が来るまでに随分と時間が掛かるそうで真冬の北海道後に長時間寒いのに耐えながら、ただひたすら次の電車が来るのを待っていました。もしこのまま電車が来なければ命が危ないのではと思う程に絶望感が漂い周囲は誰もいないから恐怖に拍車が掛かっていました。

あまりの寒さに地元も人が凍死をしてしまうのをニュースで聞きますが他にも周辺に人が通るのも少ない事もあってか、それも原因の一つではと思える状況です。今日は我が身と言わんばかりにマイナスな事を考えているので尚更怖くなって震えながら駅で待っていて本当に大丈夫なのかと危機感すら出て来ました。しかしそれをよそに次の電車が駅に向かっている音が聞こえた瞬間、不安でいっぱいだった自分にとっての解放感は計り知れない物でした。

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